こんにちは、プロキッズの繁野です。
「うちの子、ゲームばかりして勉強は大丈夫かしら…」そんな不安を抱える親御さんは多いはず。
しかし、その「好き」が、実は未来のスキルに直結する大きな武器になるとしたら?
今回は大好きなゲームをきっかけに、スキルと自己解決力を身につけた中学2年生、河合さんの成長ストーリーをお届けします。
目次
Unityで開発した本格タイピングゲームで優秀賞を受賞
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河合一磨さん(インタビュー時中2_Unityゲーム開発コース)
Unityゲーム開発コースを受講中。本格的な3Dゲーム制作に挑み、オンライン発表会「Codeland Challenge 2024」で見事、優秀賞を受賞。
楽しくタイピング練習が練習できる「FNaF+タイピングゲーム」
――プログラミングを始めたきっかけを教えて下さい
もともとゲームが好きで、実際に自分でゲームを作ってみたいなと思ったことがきっかけです。
コードランドでは、最初Scratchコースから始めました。
そのあと、本格的な3Dゲームが作れるUnityを使ったゲーム開発コースを受講しています。
――改めて発表会で受賞した作品の紹介をお願いします
有名なホラーゲーム「Five Nights at Freddy’s」とタイピング練習を組み合わせた
「FNaF+タイピングゲーム」というゲームを作りました。
このゲームには、メインモードとプラクティスモードがあります。
プラクティスモードでは、問題が10問ランダムに出題され、ゲームに必要なタイピングの練習ができます。
タイプミスをすると赤文字になったり細かい工夫が
メインモードを選択すると、夜間警備員として部屋に敵が入ってこないよう監視し続けるゲームが始まります。
画面右には館内の見取り図があり、監視カメラを設置した場所がわかります。
また、監視カメラをクリックすると部屋の様子が確認できます。
敵(赤いカプセル)が部屋に入ってこないよう、ドア閉める時にタイピングが必要になります。
タイピングが遅いと敵が部屋に入ってきて、ゲームオーバーになります。
カメラの視点移動もあり、クオリティの高い本格的なゲームです
試行錯誤の夏休み。企画から作品制作のコツとは?
――本格的!ゲームのアイディアはどうやって考えましたか?
「Five Nights at Freddy’s」が好きでよく遊んでいました。
このゲームにタイピング要素を加えたら、タイピングが苦手な人も楽しく練習ができると思いました。
――完成までにどれくらい時間がかかりましたか?
夏休みに、毎日3時間くらいプログラミングをしました。
レッスンでも制作に取り組んでいて、田中先生にもエラー処理でたくさんアドバイスをもらいました。
――作品制作のコツを教えてください。
周りの人の意見や感想を聞いて、制作に取り入れることが大事だと思います。
今回は、ゲーム好きの友だちから「難易度高めにしてはどうか?」とアドバイスをもらいました。
プログラミングした分、パソコンスキルが「強み」に
――次に、田中先生にお聞きします。河合さんはどんな生徒さんですか?
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メンターの田中先生(右)もインタビューに参加
先生)制作意欲があり、発想力もあるので、作りたいゲームの企画をよくもってきてくれます。
このまま勉強を続ければ、ゲーム開発のプロジェクトリーダーになる素質があると思っています。
河合さんの特にすごいところは、エラーを自力で見つけようとする姿勢です。
エラーを自分で調べることができない同年代のプログラマーが多い中、自分で解決しようとする姿勢は強みだと思います。
――河合さんがプログラミングで成長した点を教えてください
先生)テキストに載っていない知識を独学で習得できるようになりました。
勉強熱心なので、知識がどんどん増えている点が成長したところだと思います。
――河合くん自身、コードランドでプログラミングを学んでよかったことはありますか?
パソコンのスキルが上がりました!
タイピングが速くなり、学校で「すごいね」と言われることも多くなりました。
また、実際にゲーム開発に取り組んでいる田中先生から、ネットで調べても出てこない知識を教わることができてよかったです。
――これからやってみたいことや挑戦したいことがあれば教えてください
「APEX」というゲームが好きなので、今度はFPSゲームを作ってみたいです。
シューティングやオンラインも取り入れた高度なゲームに挑戦したいです。
――最後に、 人前で発表するのが苦手な人へアドバイスを!
私もプレゼンは苦手なので緊張しますが、「自分は結構できる!」と言い聞かせることが大事です!
――最後に親御さんからのコメントをご紹介させて頂きます。
プログラミングを始めた当初から、興味津々に熱心に取り組んでいる姿勢に、とても感心しておりました。
そんな中、わからない所はまず自分で解決しようとする姿勢が徐々に増え、今ではそれが基本となり、どんなに時間がかかっても、まずは自分で何でも解決しようとするようになりました。
このような姿勢はプログラミング以外でも沢山見られるようになり、本当に成長したなと感心させられます。
コードランドでプログラミングを始め、良い先生方に恵まれて、ここまで成長出来たことに感謝しております。
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河合さん、田中先生、ありがとうございました!
編集後記
大好きなゲームへの情熱を、タイピングスキル向上という「実用的な価値」へ昇華させた河合さん。
インタビューでは「本格的なゲームをもっと作りたい!」という想いが伝わってきました。
彼が学んでいるUnityは、プロの現場でも使われる開発環境です。
将来の選択肢を広げるスキルとして、みなさんもぜひ挑戦してみてください。
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