立命館大学の学生チームから「高校生のAI利用」について取材を受け、
2026年10月にオンラインで、プロキッズ代表の原正幸がお話ししました。
学生チームは、社会課題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」を手がける
株式会社ボーダレス・ジャパンが、立命館大学と連携して行う
「Social Challenge Program」に参加しています。
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オンライン取材の様子(左上:代表 原)
このプログラムでは、選ばれた学生がチームでテーマを決め、
2026年8月から2027年1月にかけて、企画づくりや情報発信、イベント運営に取り組みます。
今回の学生チームは、生成AIの問題が社会問題になっていることに目をつけて、活動しています。
「分かっているのに、やってしまう」という生徒の悩み
AIの答えを写してはいけない。
そのことに、すでに気づいている生徒もいると原は感じています。
そうした生徒が抱えているのは、
「分かっているのに写してしまう自分と、どう向き合うか」という悩みです。
では、どうすればいいのか。
原がすすめているのは、人間がゴールを決め、AIに任せ、
最後に人間が確かめる「サンドイッチ」の考え方です。
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先生方の悩みは「どこまで許すか」「どう評価するか」
原は、先生方の悩みは大きく2つあると話しました。
1. どこまで許すか
使い方を「良い・悪い」で単純に分けられず、線引きが難しい。
2. どう評価するか
AIが関わった課題をどう評価するか、基準がまだない。
その根っこには、先生より生徒のほうがAIを使っている現状がある、と原は見ています。
以前講演した高校で「生成AIを使ったことがある人?」と聞くと、
ほぼ全員の生徒が手を挙げました。
一方、原の実感では、同じように使っている先生はまだ多くありません。
忙しい中で、新しい技術に触れる時間を取りにくいという事情もあります。
どちらの悩みにも、まだ決まった答えはありません。
だからこそ研修では、細かい線引きや評価の基準を決める前に、
まず押さえておくことをお伝えしています。
先生向け研修でお伝えしている「やってはいけないこと」
研修では、生成AIの使い方を紹介したうえで、
やってはいけないことを具体的に挙げています。
生徒が特定できる情報を入力しない
「3年A組の○○さんが言うことを聞かなくて困っている」のような相談は避ける。
学校の教育データを安易に入力しない
入力した内容をAIの学習に使わせない設定ができるサービスもあるが、
それとは別に、教育データは学校の重要な情報として扱う。
年齢条件を確かめずに使わせない
主な生成AIサービスは(2026年10月時点)、年齢で利用を制限したり、
保護者の許可を求めたりしている。
高校生でも条件がかかることがあるため、授業で使わせる前に規約を確かめる。
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AIに採点を手伝わせても、最後に判断するのは先生
AIの採点結果は参考の一つ。
鵜呑みにせず、最後は先生が確かめて判断する。
あわせて、こうした点を先生一人ひとりの判断に任せず、
学校のルールとして決めておくこともお願いしています。
「禁止」の前に、理由の説明を
原は、こう話します。
「理由を説明しないまま『ダメ、使うな』とだけ言うと、
かえって逆の方向に行ってしまう」
大学や社会に出れば、AIを使う場面は必ずやってきます。
だからこそ、禁止するよりも、
良い使い方を生徒と一緒に考えられる先生が増えてほしいと原は話しました。
学校向け生成AI講演・研修のご相談
プロキッズでは、高校生向けの生成AI講演と先生向けの生成AI活用研修を行っており、
私立・公立どちらの学校からもご依頼をいただいています(これまでの事例は、この下にまとめています)。
学校の先生方や教育委員会のご担当者様からのご相談を、
お問い合わせフォームで受け付けています。
日程や内容が未定の段階でのご相談も歓迎です。
時間や形式は、学校の行事枠に合わせてご相談ください。