こんにちは、Codeland(コードランド)の岡部です。
今回はスクールのプログラミング作品発表会で「アイディア賞」を受賞した生徒さんの紹介です!
「ママの悩みを解決したい!」と、お母さまからの発注を受けてアプリを開発してくれました。
友だちがやっていたからという身近なきっかけで始まった学びが、どのようにして家族の役に立つ「お仕事」へと発展したのか。ぜひご覧ください!
![]()
<重光憲臣さん(インタビュー時、11歳_マイクラPythonコース)>
2025年3月より、スクラッチコースとマイクラコースを同時受講。
現在はマイクラPythonコースを受講中。
始めたきっかけは身近な「友だち」
──プログラミングを始めたきっかけを教えてください。
友だちがプログラミング教室に通っていて、「一緒の教室に入ろう」と思ったのがきっかけです。
Scratch(スクラッチ)は、別の友達が学校の休み時間にやっているのを見て、おもしろそうだなと思い始めました。
──今はマイクラPythonコースを受講していますね。順調ですか?
Pythonは思った通りの動きができなくて、やっぱりちょっと難しいです。
まだできることのレパートリーが少ないけど、レッスンは楽しいです!
「ママのお悩み」をお仕事としてアプリ開発を発注
──改めてプログラミング作品発表会での「アイディア賞」おめでとうございます!
やったー!!
──受賞を聞いたときはどうでしたか?
めっちゃ嬉しかったです!びっくりしました。
「なんか賞取れないかな」と内心思っていたら、本当に取れておもしろかったです(笑)。
──作品のアイディアは、どうやって思いついたのですか?
ママが朝ごはんの献立にめちゃくちゃ悩んでいました。
そのイライラを解消するために作りました。
ママがイライラすると、いろんなことに影響が出るから(笑)。
お母様)実は、私が「困ってるんだけど、解決してくれない?」って発注したんです。
プロのエンジニアにお仕事をお願いするみたいに。
![]()
──お仕事としての依頼だったんですね!
お母様)そうなんです。憲臣と妹で食べたいものが違って、喧嘩になることが多くて…。
それが私のイライラの原因だったんです。
0.3秒で献立決定!ママを助ける「朝ごはんルーレット」
──受賞した作品「朝ごはんルーレット」について、詳しく教えてください!
スタートすると、0.3秒くらいで朝ごはんのメニューを考えてくれます。
「餃子・フルグラ・しらすご飯・ナゲット」など、メニュー横の数字がタンパク質量です。
タンパク質量は、ママからのリクエストもあって作りました。
お母様)私が「成長期だからタンパク質も気になるけど、いちいち調べるのが面倒…」ってポロッと呟いたら、「じゃあ頑張ってやるよ!」と作ってくれました。
![]()
メニューの横にタンパク質量が表示
──一番頑張ったところ、工夫したところはどこですか?
やっぱりタンパク質の量を表示するところかな。
なんだかんだ1、2ヶ月位かかって、めっちゃ難しかったです。
──1〜2ヶ月も!どうやってその難しい課題を解決したんですか?
とりあえず、めちゃめちゃ考えました。
いろんなパターンを試したりしたら、なんとかなりました。
![]()
タンパク質を計算するプログラム
──すごい集中力ですね。ほかにも工夫した点はありますか?
ママがスマホで使いやすいよう、結果をコピーしてメモ帳アプリに貼れるようにしました。「あったら便利そう」と考えながら作りました。
あとは新しいメニューを増やしても、プログラムが自動で対応できるようにしました。
同じ食べ物が続かないよう、一度選んだ候補はリストから消すようにもなっています。
お母様)コピー機能は、私の様子を見て本人が考えて追加してくれたみたいです。
本当のエンジニアみたいで、すごくありがたいです。
──まさに「使う人のこと」を考えた機能ですね!
お母様)はい、毎週使っています。
今日もこのルーレットで決めた朝ごはんを食べてきました。
ルーレットのおかげで兄妹喧嘩もなくなり、平和になりました(笑)。
ママの役に立てるのがモチベーション
──憲臣さんがプログラミングを始めてよかったことは何ですか?
「朝ごはんルーレット」でママの役に立てたことです!
めっちゃ褒められて、お小遣い(発注費)ももらえて嬉しかったし、賞も取れてよかったです。
──これからは、どんなものを作ってみたいですか?
スクラッチに限らず色々なプログラムを使って、ママやパパ、身近な人など「困っている人の役に立つもの」を作っていきたいです。
今習っているマイクラPythonコースでは、僕自身も楽しみながら、みんなに喜んでもらえる作品を作っていきたいなと思います。
![]()
──プログラミングを始めようか迷っているお友達にメッセージをお願いします!
少しでも「やろう」と思う気持ちがあるなら、やってみたほうがいいです。
でも、もし「楽しい」がゼロだったら、すぐにやめてください(笑)。
楽しくないと、ただつまらないことをやっているだけで成長感もないから。
でも「楽しい」と思ったらぜひ続けてみて欲しいです!
──最後に保護者さまからのメッセージをご紹介させていただきます。
プログラミングをやり始めたばかりの頃は、楽しくなくて辞めたいという事もありましたが、次第に自分で試行錯誤して難しいプログラムを作れるようになると楽しく、のめり込むようになったと感じています。
プログラミングはスキルだけではなく、思考力、発想力、(諦めないで試行錯誤する)粘り強さ、(発表会を通じての)プレゼンテーション力等様々な面で成長がみられています。
これからも、どんな作品を作ってくれるのか、見せてもらうのがとても楽しみです。
──ありがとうございました!
重光さんの今後のアプリ開発をとても楽しみにしています。