こんにちは、Codeland(コードランド)の岡部です。
今回はスクールのプログラミング作品発表会で「優秀賞」を受賞した生徒さんの紹介です!
「苦手な化学もゲームなら覚えられる!」と、楽しく学べるゲームを開発してくれました。
ゲームが好きという純粋なきっかけから、自分で作る側になるまでの道のり。
ぜひご覧ください!
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佐野良哲さん(インタビュー時、高校2年生_ゲーム開発コース)
2022年6月よりゲーム開発(Unity)コースを受講中。
「ゲーム好き」がUnity学習のきっかけに
──プログラミングを始めたきっかけを教えてください。
ゲームが好きで、親にプログラミング教室に連れて行ってもらったのがきっかけです。
最初はスクラッチやPythonから始めました。
──コードランドでUnityを学び始めたのは中学生の頃ですよね。
はい、「Unityをやってみない?」と親に紹介してもらいました。
自分の好きな『原神』や『崩壊:スターレイル』といったゲームがUnityで作られていると知って、「これは楽しいぞ」と思い始めました。
──高校生だと忙しいと思いますが、レッスン以外もプログラミングに触れていますか?
学校の暇な時間とかに、よくプログラムを調べたりして考えています。
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「覚えられない」苦手を克服する化学実験ゲーム
──プログラミング作品発表会での優秀賞、おめでとうございます!受賞を聞いたときはどうでしたか?
ありがとうございます!
正直、自分が思っていたよりは完成できていなかったので、びっくりしました(笑)。
──受賞した作品「楽しく化学で実験」について、詳しく教えてください。
Unity内で化学の実験を再現したゲームです。
物質(アイテム)を手に持ってイベントリに入れたり、ビーカーをクリックして別のビーカーに注いだりできます。
物質を混ぜて実験する様子
──作品のアイディアは、どうやって思いついたのですか?
将来、化学は必要だと思ったんですが、覚えるのが苦手で…。
でも、実験のように「経験」すれば覚えていくタイプだと思ったんです。
あと今の子供たちはゲームをよくやるので、「ゲームで楽しみながら学べる」方法がいいなと思いました。
それで、化学的な物質の変化などを、より簡単でより早く覚えられるゲームを作りました。
──苦手を、好きなゲームで解決しようと思ったんですね!
はい。学校の授業でやっている身近なところから発想しました。
──特にこだわったポイントはありますか?
液体を注ぐときの動きにこだわりました。
ただ移動するんじゃなくて、エフェクトを入れて「リアル感」が出るようにしています。
このプログラムが一番難しくて、今までの経験を元になんとかやり遂げました。
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Unityのプログラム画面
これまでのレッスンの学びを詰め込んだ集大成!
──次に、メンターの松本先生にお聞きします。普段のレッスンはどんな様子ですか?
先生)とても積極的で、制作中に「こういうのはどうですか?」とアイディアをどんどん出してくれます。
私が提案して、そこに佐野さんが新しい視点を加えてくれて、二人で一緒に相談しながら進めていました。
──佐野さん自身も、アイディアを提案することは意識していますか?
はい。これまでのレッスンでの制作経験を活かして、「あ、この機能は前にも作ったな」と先生に相談したりしていました。
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担当メンターの松本先生もインタビューに参加
──佐野さんのこれまでの学びは、作品制作にも活きていましたか?
先生)まさにそうですね。佐野さんは過去のレッスンで制作したプロジェクトからコードを持ってきて活用するのが、とてもうまかったです。
最初は「化学で勉強できるゲーム」という大枠の企画でしたが、制作を続けるうちにアイディアがどんどん出てきて、想像力がすごく成長したなと感じています。
今までの勉強が活かされた集大成のような作品でした。
プログラミングは共通点が多い
──今後やってみたいことはありますか?
FPSとかRPG系のゲームを作ってみたいです。
──プログラミングを始めようか迷っている人にメッセージをお願いします!
プログラミングは絶対にやった方がいいです!
例えば「if(もし〜なら)」という文法は、Unity以外のPythonやロボット系でも使われていて、プログラミング言語で共通点がいっぱいあるんです。
だから気づきも多いし、楽しくできます。
あと、今はIT系が強い時代なので、やっておいた方が有利だと考えています。
──最後に保護者さまからのメッセージをご紹介させていただきます。
息子は幼稚園からプログラミングを始めました。
さまざまな習い事をさせましたが、プログラミングは好きで続けられ今があります。
この先も「好き」が一生ものに繋がることを応援しています。
──ありがとうございました!
佐野さんのUnityを使ったオリジナルゲーム開発を今後も楽しみにしています。