【イベント報告】オンラインプログラミング発表会「Code Land Challenge 2021 Winter」

2022/01/25 お知らせ 記事

こんにちは!プロキッズのトモカです。

オンラインでのプログラミング作品の発表会「Code Land Challenge 2021 Winter」を2021年12月19日(日)に開催しました。
自分の作品を紹介したり、質問に答えたり、まさにプレゼンテーションの場です。今回はその様子をレポートします。

世界中から集まった小学生〜高校生

今回も小学生・中学生・高校生の幅広い年代の生徒がプログラミング発表会に参加してくれました。
オンライン開催のため海外からも時差を活用して参加してくれた子、また生徒の親御さんにも多くご参加いただきました。

世界を繋ぐために何ができる?

今回の応募作品のテーマは「世界をつなぐ道具」です。

私たちの周りにはインターネットを始め、スマホや翻訳機など実はたくさんの世界とつながるものにあふれています。
少し難しいテーマでしたが、みなさん創意工夫をして素晴らしい作品を作り上げていました。

今回はその中でいくつかピックアップしてご紹介します。

作品① 【世界のことを知れる!】世界スマホ(Scratchコース)

Scratchコースを半年間受講している河合さんは、世界について知ることができる「世界スマホ」を制作しました。


世界スマホのホーム画面

世界スマホでは5つのアプリで遊ぶことができます。
翻訳アプリ・世界時計・世界地図・激ムズ世界クイズ・世界ダジャレ占い」と、それぞれがとても高いクオリティで制作されています。

特に「激ムズクイズ」は、その名の通りとても難しい問題が出題され、発表会では参加者みんなで答えを予想して、全員ハズレて大盛り上がりでした。


激ムズクイズ、みなさん答えられますか?

参加者をはじめ、担当メンターの西山先生からもコメントをその場でいただけます。

「本物のスマートフォンのようにたくさんのアプリを楽しめるよう制作に取り組み、毎回のレッスンで密度濃く過ごすことができました。
背景やスプライトにもこだわり、変数やリストを使いこなしていたので、とても完成度の高い作品になりましたね!
これからも楽しみながら作品を作っていきましょう!」

日々のレッスンの成果が発揮されたことも伺え、嬉しそうな姿が印象的でした。

作品② 身近なものの発祥国(Webアプリ開発コース)

Webアプリ開発コースを1年間受講している加藤さん。

「身近なものの発祥国」というwebアプリケーションをプログラミング言語で制作しました。
空欄に調べたいものを入れると、どこで作られたか、誰が開発したかが表示されるという仕組みです。


「身近なものの発祥国」Web画面

特に加藤さんのすごいところは、プログラミングのコード量も多く、プログラムも見やすく綺麗に描かれています。

担当メンターの篠田先生の感想です。

「加藤くんのすごいところは、復習のクオリティです。
学んだことは全て理解してから次に進む姿勢は僕も見習わなければといつも感心しています。
今回の作品も引き出しの多さからとても遊び心あふれるものができたと思います。
これをゴールとせず、より簡潔で良質なコードで作れるように勉強を頑張っていきましょう!」

プログラミングに対する熱心な姿勢が感じられます。開発画面への先生のこだわりも感じられますね。

作品③ シューティングゲーム(3Dゲーム開発コース)

3Dゲーム開発コースを受講中の泉さんは、Unityというプログラミング言語を使い「シューティングゲーム」を作成しました。

この作品は、ロケットからビームがでて、岩を壊すというゲームです。完成までに2週間かかったそうです。
岩の大きさによって銃を当てる回数を変えるなど細かいところまで工夫がされていて、他の参加者もゲームを実際にゲームを楽しんでいました。


シューティングゲーム画面

担当メンターの手塚先生は、泉くんの努力を絶賛していました。

「初めてのUnityを使った自作ゲームで制作お疲れさまでした!
わからない事が多く、かなり試行錯誤したと思います。
プログラミングをしていく上で試行錯誤をした経験はとても大切な物になっていきます。
これからもたくさん試行錯誤をしてたくさんの作品を作っていきましょう!」


コーディング画面

作品④ 歌手レコメンドシステム(Pythonコース)

AIでおなじみの言語、Pythonコースを受講中の佐々木さんは「歌手レコメンドシステム」を制作しました。

この作品は、提示されたアーティストを5段階で評価すると、おすすめのアーティストが紹介されるシステムです。
好きなアーティストを答えていくと、あいみょんなどおすすめ結果が出力されます。

類似度の計算など大学生並みの数学の計算も取り入れていて、メンター陣も完成度に驚いていました。


コーディング画面

また発表時は、プレゼン資料もしっかりと作ってくださり、制作工程や工夫した点などがわかりやすかったです。


作品を制作するまでの流れ

担当メンターの奥迫先生も今後の成長を楽しみにしている様子でした。

「最初は取り組むテーマがなかなか定まらず、途中で行き詰まってから見直しをしていったり、大変なこともたくさんあったと思います。
最終的には今まで習ってきたことを使ってギリギリで作品を完成させることができました。最後の集中力は素晴らしかったです。
これからもいろんなことにチャレンジしていって欲しいです。」

ゼロからものづくりをするチャレンジを続けていこう

今回のレポートではすべて紹介できませんでしたが、どれも個性的でクオリティの高い作品ばかりでした。
みんなが今できる最大限のパワーを作品に注いでくれたこと、メンター陣も胸が熱くなる場面が多かったです。
親御さまの中には、「うちの子、こんなすごい作品が作れたなんて・・・」と感想をもらす方もいらっしゃいました。

プログラミングはテキストを読んで勉強することももちろん大事ですが、実際に自分で作ってみることも大切です。
ゼロからアイデアを考えて、自分でプログラミングをするのは大変だったと思います。
その壁を乗り越えて、たくさんの人に自分の作品をほめられたりすると、モチベーションにもつながると思います。

「明日からもっと頑張ろう」
「お友達が作っていた作品を私も作ってみたい!」

みんなで集まることで、よい刺激の場になりました。大きな成長につながることを願っています。

プログラミングを始めたばかりの子も多くいらっしゃいます。今回参加していない人も、ぜひ次回の発表会にご参加ください!

プロキッズでは引き続き生徒の交流・発表の場を提供していく予定です。次回のCode Land Challengeもお楽しみに!