【イベント報告】オンラインプログラミング発表会「Code Land Challenge 2021 Spring」

2021/04/10 お知らせ 記事

こんにちは!プロキッズインターン生の榎本です。

3/20()21()にオンラインでのプログラミング作品の発表会「Code Land Challenge 2021 〜踏み出せ!君の第一歩」を開催しました。今回はその様子をレポートします。

プログラミング初心者から経験者まで幅広い参加者

プログラミング初心者もプロキッズで何年も学んでいる生徒もプログラミング作品発表会に参加してくれました。

オンライン開催ということもあり、日本だけでなく海外に住んでいる子も参加してくれました。

世界中から集まった参加者

ScratchからPythonなど様々なプログラミング言語で実装された作品

今回の応募作品のテーマは身近な不満や不便を解決しよう」です。

プログラミング言語は自由なので、作品が作られたプログラミング言語はScratch、Python、HTML/CSS/JavaScript、GMSなど様々でした。

多くの楽しい作品があって全作品を紹介したいのですが、今回はその中でいくつかの作品をピックアップして紹介します。

 作品①買い物代行ロボット(Scratchコース)

Scratchコースを受講中の岩尾拓人さんは、買い物代行ロボットを操作する「買い物ゲーム」を制作しました。岩尾さんは、あいづプロコン2020の中学校部門で最優秀賞を受賞するなど、その実力は折り紙付きです。

買い物でのクーポンなど作り込みのクオリティが相当高く、他の生徒からも「こんな作品をつくってみたい!」という憧れの声も聞こえてきました。

担当メンターの大津さんからのコメントは、「初めはどんな作品を作るか、どうやってアイデアを形にするかで苦戦していたけど、作っていくうちにどんどん新しいアイデアを思いついて作品のクオリティを上げていったね。細部までこだわって作品をより良くしようとする岩尾くんの姿勢はとても素晴らしいものです」と自らこだわる姿勢について脱帽の様子でした。

買い物の時にクーポンが使える

発表では画面共有をしながら実際にゲームをデモンストレーション

自動買い物ロボットの作品はこちら

作品②SDGsの課題に取り組む本格派ゲーム(2Dゲームコース)

2Dゲームコースで学ぶ川村美妃さんは、SDGsを知って環境問題に興味を持ったことをきっかけに「530‐ごみゼロ」を製作しました。どんな人でも取り組みやすい様にゲームとして実装されており、ゲームを楽しみながら環境問題について考えるきっかけを与えるものです。

ちなみにこの作品はGMSというゲームエンジンを使っているので、実際にゲームをブラウザやアプリで動くように配布・ダウンロードできます。

担当メンターの當銘さんは、「授業以外でもたくさんゲームづくりに取り組んでいましたね。魚やゴミの絵がいつのまにか増えていたり、機能がグレードアップしていたりと、毎授業おどろかされていました」と、川村さんの日頃の努力を讃えていました。

ゴミと魚を見分けてシューティングで倒すゲーム

③オリジナルWebページを世界に公開する生徒も(Webコース)

Webコースで学んでいる久保田馨さんは、「食べ物の栄養素を検索できるサイト」を製作しました。

Webコースがスタートして間もないのに関わらず、本格的なサイトを作り上げていました。そして更にメンターと一緒にWebサーバーにアップロードもしており、世界に公開されています。

担当メンターの中澤さんからは、「宿題をしっかりこなしつつ、圧倒的なスピードでレベルアップしてくれてしっかりとやり切ることができました。これは本当に凄いことです!」と大絶賛のコメントをいただきました。

栄養素を検索する画面

④リアルタイム通貨変換サービス(Pythonコース)

Pythonコースの井鍋秋陽さんは「リアルタイム通貨変換サービス」を実装しました。ニュース記事ののURLを入力すると、記事内容を自動で取得し、記事の中に出てくる米ドルを現在の為替レートで日本円に変換してくれるアプリで、海外在住の井鍋さんならではのアイディアです。

機能がわかりやすいアプリですが、それを支えるロジックはとても複雑で、Pythonをまだはじめていない生徒もそのコード量を見て「すごい」「かっこいい」の声をたくさんあげていました。

担当メンバーの原さんからは、「Pythonを使って、Webサイトの情報を自動で取得するクローラ、文字列処理、ユーザが入力しやすくするためのGUIが組み合わさりトータルのプログラムが200行にもなっていました。これからも新しい分野についての知識をつけて、どんどん新しいサービスを作り上げていってください」ともっと成長していくのを楽しみにしていた様子でした。

ユーザが使いやすいように入力画面もPythonで実装

自分で考えたオリジナル作品を作りあげるという挑戦

今回のレポートでは紹介しきれませんが、初心者から上級者まで、たくさんのアイディアと努力がつまった素晴らしいオリジナル作品が発表されていました。

普段学んだことも自分で活かせるようになって初めて役立ちします。今回の作品づくりを通して、学んだことを自分でアウトプットできるという体験が自信に繋がるのです。

プログラミングを学ぶ生徒同士の交流の場の創造

今回の全部のプログラミング作品が発表されるたびに、他の参加者やメンターから活発に質問や感想が述べられていました。これはプログラミングを学ぶ子供達にとって大変刺激になり、普段一人でプログラミングしているときには得られない経験になったはずです。

その経験も今回の参加するという子供のチャレンジがあってこそです。こういったチャレンジの積み重ねが、子供の成長に繋がることは間違いありません。このチャレンジを続けてほしいといった思いも込めて、今回のチャレンジを賞賛する表彰状を全員にプレゼントしました。

参加者全員がもらえる表彰状

プロキッズでは引き続き生徒の交流・発表の場を提供していく予定です。次回のCode Land Challengeもお楽しみに!