【プレスリリース】農業版STEAM教育の第2章スタート! ファームボットを活用した農業分野のICT人材の育成拡大に向けて始動
農業分野で新たなビジネスが生み出せる、アグリテックの未来を担う人材を育成
子ども向けSTEAM※1プログラミング教育を行う株式会社プロキッズ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:原 正幸、以下 プロキッズ)は、兵庫県姫路市から「令和3年度農業版STEAM教育業務」を受託し、令和2年度に引き続き、農業分野のICT人材育成のため、農業用ロボット「ファームボット」※2を活用した農業版STEAM教育を実証的に実施し、地域に根付く新たなアグリテック※3の担い手の育成を進めてまいります。
今までの取り組みと今後について
令和2年度は、姫路市立書写養護学校に設置されたファームボットを利用し、同校中学部の生徒に遠隔操作による野菜の栽培などの学習を提供することで、農福連携や農業分野でのSTEAM教育の実証を進めました。プロキッズは教材を提供するとともに授業を行い、生徒が教室のパソコンから中庭に設置してあるファームボットを操作して定期的な水やりを自動化するなど、ICT導入による農業を体験してもらいました。
今後もプロキッズの「Code Land」という教材プラットフォーム上での教材閲覧や学習進捗管理など、遠隔農業学習をスムーズに行うとともに、植物の栽培に適した土づくりや植物に応じた水やりの加減などを、データに基づいて改良していくデータ駆動型農業につなげていけるよう、カリキュラムのアップデートを実施していきます。さらに、令和3年度は農業版STEAM教育の対象である小学生親子に、農業×ICTのおもしろさを感じてもらう取り組みを展開してまいります。
なぜ今、姫路市は農業なのか?
姫路市の農業就業者の平均年齢は71歳、65歳以上の就業者が約82%を占めています(2015年農業センサスより)。後継者不足による過疎化、限界集落の増加、耕地利用の低下は特に深刻な課題となっています。このような現状を踏まえ、情報通信技術(ICT)を活用した農業で新たなアプローチで解決するビジネスを生み出せる人材を育成することを目標に、本事業を行います。
農業版STEAM教育について
ポイントとしては、農業に関する最新技術を活用する体験を通して、農業と新たな技術に対する興味喚起を促すことです。単なる農業体験で終わらないよう、ファームボットなど最新の農業ロボット技術の仕組みの理解を深めた上で、IT技術を組み合わせた新たな農業に触れる体験を提供します。そして、農業のビジネスとしての可能性を肌で感じてもらいます。
■事業の正式名称
令和3年度農業版STEAM教育事業
-内閣府 地方創生推進交付金事業:「スマート市民農園×STEM教育による地域に根付くアグリテックの担い手育成事業」(兵庫県姫路市)
■会社概要
<株式会社プロキッズ>
・所在地:東京都台東区台東1-4-12 BKビル5F
・代表取締役社長:原 正幸
<兵庫県姫路市>
・市役所所在地:〒670-8501 兵庫県姫路市安田4-1
・窓口: 産業局 農林水産部 農政総務課
※1 STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの用語の頭文字をとった言葉で、21世紀型スキルを育成するための教育手法をいいます。
※2 ファームボット(FarmBot)は、オープンソースでコントロールする精密農業支援ロボットです。種まき・水やり・雑草の除去などを自動で行うことができます。(参考:https://farm.bot/ )
※3 アグリテックとは、農業(Agriculture)と技術(Technology)を組み合わせた言葉で、農業の課題を最新テクノロジーで解決する取り組みです。
※4 IoTとは、Internet Of Thingの略語であらゆるものがインターネットに繋がることです。
※記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。