【イベント報告】みかん収穫ロボットを作ろう!子供達がプログラミングで三重大学と連携して地域課題へ
こんにちは!プロキッズの岡部です。
2024年11月16日(土)に、三重県紀南地域に住む子どもたちを対象にした「KOOVを使ってみかん収穫ロボットを作ろう」イベントが開催されました。
このイベントは、三重大学と産学官連携で取り組む「紀南オープンフィールド構想によるみどりのアントレプレナーシップ共創拠点」プロジェクトの一つです。
三重県紀南地域を農業とITの融合を目指す共創拠点として位置づけ、三重県の子供たちが実際にロボットを活用したみかん収穫体験を通して、先端技術を駆使した農業の課題解決方法を学びます。
ロボットの動きをプログラミング
今回は、三重県紀南地域の名産品の1つである「みかん」を収穫するロボット制作を行いました。
イベントの冒頭では、実際にみかんを栽培している農家さんへのインタビューや、大学が研究を進める収穫ロボットの紹介がありました。
次世代のロボットを見たあとは、いよいよ自分たちの番です!
車をボタン操作で上下左右に動かしたり、スイッチを押したらアームが動くようにロボットにプログラミングしていきます。
iPadでKOOV(クーブ)にプログラミングします
ロボットが操作ができるようになったら、3Dプリンターで制作したミニチュアみかんの収穫に挑戦です!
みかんの中には下が黒くなっている腐ったみかんがあり、カラーセンサーを利用してみかんの状態をチェックしました。
カラーセンサーから取れる値を使って、みかんを判別できるようプログラムを工夫しています
チーム対抗!みかん収穫競争
次は、ロボットとプログラムをカスタマイズし、チームで収穫の速さを競います。
アームの動きや速度を調節したり、収穫したみかんが落下しないようにボックスを広げるなど、それぞれのアイデアを形にしていました。
白熱した試合になりました
優勝/準優勝チームには三重大学の内田教授から表彰状が授与されました
収穫ロボットの問題解決に挑戦
さいごは、実際のみかん収穫における課題と、それを解決する未来の収穫ロボットのアイデアを考えてもらいました。
ドローンを活用した収穫や、みかんの状態を保つための冷蔵庫付ロボットなどオリジナリティあふれるアイデアの提案がありました。
画用紙に自分のアイデアを書き込んでいきます
地域の未来を担うDX人材の育成を目指して
今回のイベントでは、地元の名産品とロボットプログラミングを組み合わせた身近な農業の課題解決方法を子供たちに実体験してもらいました。
農業分野でのIT技術活用への興味につながっていくと嬉しいです。
プロキッズでは、今後も多くの子供たちにデジタル技術を活用したありそうでなかった体験を生み出し、将来の選択肢が広がるお手伝いをしていきたいと思います。
午前の部 集合写真
午後の部 集合写真