プログラミングで一体何が身につくの?(後編)
プログラミングって何が学べるの?
小学生からのプログラミングで身につく力、キーワードは「自己解決力」と「想像力」です。
プログラミングを始めた子どもは、日常でもイメージすることが増えたりします。
「え、これってどうなってるの?」
こんな風に、モノの仕組みに対して中身を想像し、興味を持ったりします。
後編はそんな「想像力」に関するお話です。
自動販売機の機能は?
当然ですが質問です。自動販売機はどんな機能があるでしょうか?
「お金を入れるとジュースがでる」
こんな答えが一番多いと思います。しかし、プログラミングをしている子たちに同じ質問をすると、
「お金が足りているかチェックする」
「ジュースの数が足りなくなるかチェックする」
というように合計や在庫切れなどの機能を次々に挙げてくれます。
ちょっとした違いですが、モノの仕組みを細かく理解しようと、更に一歩踏み込んだ想像力を働かせているようです。
では、プログラミングを始めると、想像力がどうして身につくのでしょうか?
どうして想像力が身につくの?
機械はプログラミングした通りにしか動きません。
そのため、何をどうしたいのかを常にきちんと想像する必要があります。
たとえば、ボタンを押したらどう動くか、クリアしたらどんな演出をするか・・・。数え上げればキリがありません。
子ども達はプログラミングを通して「次はどう動かそうか」と頭をフル回転させて考えています。
想像力は未来へ繋がる!
子ども達も大人になると、自分たちで様々なサービスを考え、作り上げていったりします。
それを実現するためには何が必要で、どうしたらできるかを細かく考えていかなくてはなりません。
答えや方法が決まっていないことに対応することの方が多いかもしれません。
そんな時に先の予測を考えられる「想像力」は、きっと役に立つのではないかと考えます。
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
こんな言葉があります。
これは新しい未来を作るためには、想像力が必要だと言えます。
そんな未来を切り開くスキル習得として、プログラミングもツールの一つになると思います。