【メンターの進む道】ゲーム好きからゲームクリエイターへ。メンターが語る夢の育ち方

2025/07/03 お知らせ 記事

こんにちは!Codeland(コードランド)の岡部です。

「うちの子、ゲームばかりで心配…」
「ゲーム制作を学んで、その先に何があるの?」

保護者の方から、そんな声をよくいただきます。
今回は子供の頃からゲームプログラミングを続け、ゲームクリエイターになったメンター(講師)にインタビュー。

好きなことを極めて、ゲームを「遊ぶ側」から「作る側」へ ――。
ゲーム好きなお子さんの将来の選択肢を広げるお話をお届けします。

コードランドのゲーム開発コースを担当するメンターにインタビュー
田中佑汰(たなか ゆうた)さん
・2022年より、コードランドでメンターとして活躍
・優秀なメンターに贈られる「ベストティーチャー賞」を2023年に受賞
・ゲーム制作を学べる専門学校に通い、2024年3月に卒業

きっかけは「自分でゲームを作れたら面白そう」

──プログラミングに興味を持ったきっかけを教えてください。

きっかけは、小学校4年生頃に母がプログラミング教材を見つけてきてくれたことでした。

最初はScratch(スクラッチ)で、簡単なゲームを作って遊んでいました。
当時の記憶はあまりないんですけど、「ゲームに触れてみたい」という気持ちは強くあったと思います。


スクラッチはブロックを組み合わせてプログラミングができます

──ゲーム制作を本格的に学ぼうと思ったのはなぜですか?

小さい頃からゲームで遊ぶのが大好きだったんです。
でも遊ぶうちに「これ、自分でも作れたらもっと面白いかも」と思うようになって。
進路を考える時に、どうせなら好きなことを深めたいと思い、ゲーム制作が学べる学校を選びました。

本格的にプログラミングを極める道へ

──高校卒業後、専門学校ではどんなことを学んだのですか?

ゲーム制作に使われるプログラミング言語(C言語やC++)をメインに学びました。
UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンについても、半年から1年くらいかけて触りました。
授業ではいわゆる「電子ゲーム」だけでなく、ボードゲームやパチンコなどの、物理的なゲームの仕組みも学ぶ機会もありました。

2〜3年生のタイミングで、プログラミング中心の「ゲーム制作コース」か、ゲームの企画を考える「企画コース」に分かれるんです。
私はゲーム制作コースに進んだんですけど、感性を求められる企画を勉強しても良かったなと思いました。

──どんな作品を作りましたか?

学校の卒業制作では、鯉のぼりをモチーフにしたアクションゲームをチームで開発しました。
プレイヤーが鯉のぼりを操作しアイテムをゲットして、1位を目指す対戦ゲームです。
企画から実装、展示までを3〜4ヶ月で仕上げる必要があり、とても大変でしたが、チームで協力して完成させることができました。


作品タイトル:風に乗り空を舞いしは「コイノバス」街を泳ぎて目指すは未来
卒業制作展『未来創造展2025』でカプコン賞を受賞

子どもの頃に遊んだゲームを自ら再現できる喜び

──ゲーム制作のどんなところに一番魅力を感じていますか?

「この機能ってどうやって動いてるの?」という部分を、自分で再現できたときが一番楽しいですね。
昔遊んでいたゲームと同じような動きが、自分の手でできた瞬間は感動します。

──他にもゲーム制作を学んでよかった点を教えてください。

ゲーム制作ってプログラムだけじゃなく、絵や音楽、企画、チームでのやりとりなど、本当にいろんな要素が詰まっているんです。
だから、たとえば音楽をやっていた経験や、動画編集の趣味なんかも活かせます。
「好きなことがつながる」のが面白いし、役に立つと感じます。

こんなゲームを作りたいが原動力

──プログラミングの勉強のコツを教えてください。

昔から「これを作りたい!」という目標を最初に決めて、必要な知識を本やWebで調べながら身につけていきました。
自分でコードを書いて、エラーが出たら原因を調べて解決する。
地道な作業ですが、それが力になります。

──プログラミングを始めるときに、大切なことは何だと思いますか?

まずは「何を作りたいか」を自分で考えることだと思います。
よく「まず勉強しよう」と思う人も多いけど、逆に「目的」がないと続かないんですよ。
コードランドで学ぶ生徒さん達も「こういうゲーム作りたい!」っていう気持ちを大事にしてほしいです。


田中さんが担当している生徒さんが制作した「ホラー×タイピングのオリジナルゲーム」
【生徒の声】中学生がUnityでオリジナルタイピングゲームを開発

子どもの好きを大事に伸ばしてほしい

──社会人になってどんなことをやっていきたいですか?

将来的には、仲間と小さなゲーム制作チームやサークルを作って、自分たちのペースでゲームを発表していきたいです。
プログラミングだけじゃなく、もっと幅広く、いろんなことに挑戦していきたいと思います。

──さいごに、ゲーム好きなお子さまをもつ保護者の皆さんへメッセージをお願いします!

ゲームは「ただ遊ぶもの」と思われがちですが、実はとても奥が深くて、作る側になると多くの学びがあります。
みんなが「おもしろい」と感じるゲームの裏側には、実はいろんな技術や工夫があリます。
まずはその「楽しい」や「好き」を大事に、親御さんは子どもの「やってみたい」を伸ばしていってほしいです。

──好きという気持ちから、学びに繋がるのはとても素敵ですね。
──田中さん、インタビューありがとうございました!

2024年卒業メンターの集合写真
田中さんは専門学校を卒業し、今後も引き続きメンターとして子供たちの学びをサポートしていただきます。
自身の経験を活かしながら、次の世代の「好き」を育てる存在として、これからのご活躍も応援しています!

ゲームが好きならコードランドの「ゲーム開発コース」がおすすめ

「Codeland(コードランド)」は小学生・中学生・高校生向けの本格派オンラインプログラミングスクールです。
一人ひとりの学び方を尊重し、生徒のペースとスキルに合ったレッスンを実施しています。

コードランドの「ゲーム開発コース」では、プロのゲームクリエイターも使うUnityで本格3Dゲーム開発に挑戦します!
迷路やRPGなど、実際に遊んだことがあるようなゲームを作りながらプログラミングの知識も学ぶことができます。
無料体験会でもお試し開発ができるので、お気軽にお申し込みください。

ゲーム開発コースへ