【生徒の声】オンライン発表会 優秀賞「国際食糧交流サイト」PHPコース

2023/12/28 お知らせ 記事

久保田 馨さん(高1_PHPコース)

こんにちは!プロキッズの山浦です。

生徒限定オンラインプログラミング発表会「Codeland Challenge2023」で優秀賞を受賞した生徒さんのご紹介です。
現在台湾に在住なので、自分の住んでいる国から見た食料への疑問を発表会で作品にしてくれました。
担当メンターの榎本先生とお届けしてまいります。

オンライン発表会優秀賞久保田さん
発表会で優秀賞を受賞した久保田さん

小学校のパソコンにあったScratchでプログラミングを開始

──プログラミングを始めたきっかけを教えてください。

小学生の時にパソコン授業があり、Scratchが入っていてよく遊んでいました。
Codelandのレッスンを開始したのは、母が見つけてくれたことがきっかけです。

──Webサイト制作コースから始めてくれましたが、Scratchコースは選ばなかったんですね。

レッスンを始めたときは小学5〜6年生でした。
Scatchは独学でほとんどできていたので、Webサイト制作コースを始めることにしました。

現在はPythonコースとWebサイト制作コースの2つを同時に受講中

──久保田さん、実はPythonとWebサイト制作コースを2つ学んでいます。
Pythonコースも学んでみようと思ったきっかけを教えてください

AIがこれからいろいろ役立ちそうという所と、Pythonもよく使わそうだと思い、学ぼうと決めました。
PythonとWebサイト制作をそれぞれ隔週で交互に受講しています。

──2つのコースを同時受講は珍しいですが、2つも学んでいて頭が混乱しませんか?

それほど混乱はしていないです。
最初に学んだHTMLをベースにWebサイト制作は進んでいるのでなんとかなっています。
Pythonは完全に構造も違うのですが、If文などは両方に出てくるので少し混乱しますね。

日本で牛乳が捨てられる疑問をグローバルな視点で作品作りのアイディアに

──今回受賞した作品はどうやって思いつきましたか

今僕は台湾に住んでいます。
台湾では特に牛乳が限られた量しか生産されていないので、とても値段が高く、ニュージーランドから輸入した安い粉ミルクを溶かして飲んでいます。

一方で、この前見た日本のニュースでは牛乳が捨てられていることを知りました。
どうせ捨てるのであれば台湾に送って欲しいと思いました。
また、最近ではウクライナなど戦争で食料不足なので、簡単に他の国と食料を送りあえたらいいなと思ったのがきっかけです。


国名・余っている食糧・量を入力し、「SEND」ボタンで登録します


どの国にどの食料が余っているか一覧表にまとまります

──考えているテーマの視座がグローバル目線で高いです。いつもこういうことを考えているんですか?

今回の発表会の作品をどうするか考えていてたまたま気づきました。
自分がいま台湾に住んでいてその影響もあると思います。
多分日本にいたら気づかなかったと思います。

──作品制作をどのように進めましたか

ほぼレッスン内です。一部の色付けたりするところ以外は全てレッスンでやりました。
Webサイト制作コースは隔週で受けているので、2か月間のうち5回ぐらいで作りきりました。

──今回で3回目の参加ですね!実際に発表会に参加した感想を教えてください。

みなさんの作品のクオリティが高かったです。
Unityの作品は3Dで高度な処理を使っていて素晴らしい作品が多かったので、まさか受賞できると思いませんでした。
僕の作品は食への執着心がきっかけでしたが、世界情勢にもつなげられ、今回の作品は未来にも必要になるとよいです。

──先生からみて、久保田さんが発表会で成長した点を教えてください。

先生)PHPコースを始めて2,3回しかレッスンをしていない所で開発がスタートしました。
PHPはサーバとのやりとりが結構難しいのですが、まさか5回の制作時間でデータベースを絡めた作品が作れるとは本当に驚きました。
最初はできるかなと心配しましたが、データベースのこともきちんと理解していたのですばらしいです!

──普段のレッスンではどんな感じですか?

先生)疑問に思ったことをどんどん質問してくれます。
今までの知識を活かして、学習スピードも速く、とても驚かされます。

久保田さんとメンターの榎本さん
久保田さんとメンターの榎本先生

将来は宇宙関係の仕事へ。そのためにプログラミングも学びたい

──今後の目標や将来の夢について教えてください

今回作った食料交流サイトをもう少し発展させたいです。
もっと簡単にサイトにアクセスできたり、データをサイト側から消せたり、バーチャル空間で商品を選べるようにしたいです。

また、僕の将来の夢は宇宙関係の仕事につきたいです。
この作品を発展させれば、いつか宇宙、地球間、地球、月、火星間の物資輸送に使えるかなと思います。

──最後にこれからプログラミングを学ぶ方へメッセージをお願いします。

プログラミングを始めるのはScratchからやってみてください。
最初からHTMLやPythonを始めると、よくわからない言葉の羅列がでてくるので挫折もしやすいです。
Scratchだとブロックで積み上げるだけで、作品が完成できるのでおすすめです。

これからプログラムの技術は必要になってくると思うので、やっておいて損はないです。
子供のころだと吸収が早いです。まずはScratchでちょっと遊んでみるといいです。

──将来の目標に向かってプログラミングを学んでいる久保田さんを応援しています。
最後に親御さんからのコメントをご紹介させて頂きます。

ー親御さんよりー
もう高校生なので、親は特に関与しておらず、プログラミングの様子を見る機会はあまりないです。
また、私が何をやっているのかすでに理解できてないです(笑)。

Codelandを続けてよかったことは、現地のインターナショナルスクールで、コンピュータサイエンスの授業を選択した時です。
レッスンで先取りしていたので、APコンピュータサイエンス(アメリカの大学レベルカリキュラム)へすぐに変更してもらえました。
上のクラスでも宿題は難なくこなせているので、結果として他教科の勉強に時間を費やせています。
プログラミング言語はどの世界にも通用するので、英語と平行して進めて良かったと思いました。