【アンケート結果公開】プログラミング教育と共に、注目されるSTEAM教育とは

2019/10/20 お知らせ 記事

STEAM教育の定義

最近はテレビなどのメディアでもSTEAM教育という言葉が少しづつ使われるようになり始めました。
皆さんはSTEAM教育という言葉を聞いたことがありますか?

経済産業省が設置した教育改革に関する有識者会議である未来の教室やEdTech研究会でも、度々STEAM教育について議論されており、プログラミング教育だけではなく「STEAM教育」という言葉も、これからの教育にとって大注目のキーワードです。

そんな注目のSTEAM教育、wikipediaでは下記のように定義されています。

STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、 Art(芸術)を加えて提唱された教育手法である。 STEAM教育は、STEMの4科目(科学、技術、工学、数学)を、関連する様々な教育分野に統合するという特徴を持つ。

STEAM教育の学習計画では、生徒児童の数学的、科学的な基礎を育成しながら、彼らが批判的に考え(批判的思考)、技術や工学を応用して、想像的・創造的なアプローチで、現実社会に存在する問題に取り組むように指導する。 またSTEAM教育では、STEM(ステム)にArt(芸術)が融合されているが、この具体的な手法としては、デザインの原則を活用したり、創造的な問題解決を奨励することなどが挙げられる。

wikipediaより引用

STEAM教育の定義はとても幅広く、単純にScience、Technology、Engineering、Art、Mathematicsといった科目を単純に学ぶということでなく、その学びをどのようなプロセスで進めるかという所まで含まれています。

STEAM教育の定義が広すぎると、先生方もカリキュラムを作る際に困ったり、はたまた教育自体の効果が薄れてしまうかもしれません。

そこで今回は、すでにSTEAM教育について理解している、または知っている方を中心にアンケートを取ってみました。

皆さんのSTEAM教育に関する認識について、参考になればうれしいです。

アンケート回答者の属性

アンケート結果

STEAM教育の認知度

今回のアンケート回答者はSTEAM教育について、知っているまたは理解している方がほとんどです。

STEAM教育に必須なもの

STEAM教育に必須となる活動のランキングは下記の通りです。

1位 試行錯誤しながら進められること

2位 作って終わりではなく、改善策などのアイディアを提案すること

3位 複数の授業科目又は複数の学問分野にまたがること

主体性を持って問題に取り組み、試行錯誤しながら改善策などのアイディアを提案することが、STEAM教育の中でも必須と考えられているようです。

そして、そのアイディアを出す際には複数の科目の内容に触れていることが重要と考えられています。

STEAMで特に身につけさせたいスキル

問題発見力、問題解決力と行った課題を定義し、論理的に解決策を創造することが求められているようです。

STEAM教育のアプトプット評価

アウトプットを評価する必要かどうかがあるかどうかはやはり意見が割れましたが、「評価するべき」という意見の方が多いです。
「評価するべき」という意見の方の詳細を聞いてみると、下記の点に関する意見が多かったです。

・主体性、創造力、問題解決力などのスキルに対して客観的な評価をするべき

・周りから評価ではなく、自分での価値基準を持って主観的評価を取り入れるべき

・オリジナルティを評価するべき

これからの教育

AIやIoTなどのテクノロジーで代替されることがないマインドセット、スキルセットを獲得することがSTEAM教育の目的です。

社会に出て感じるのは一つの科目で学んだスキルだけで解決される問題は少なく、大部分がさまざまな科目をまたがって問題に題して、主体的に問題解決に取り組み続ける必要があります。

社会に出るために必要なスキルセットを身に付ける場所であり、そのためには何が必要かを子どもたちのために必要なものは何かを考え続けていくことをこれからもプロキッズは続けていきます。