こんにちは!Codeland(コードランド)の黒川です。

今回は、なんと中学1年生にしてPython(パイソン)の全コースを完走した中村 啓史郎さんのインタビューをお届けします。
機械学習や画像処理といった大人顔負けの高度な内容を、どうやって楽しみながらマスターしたのでしょうか?

プログラミングに興味がある方からPython勉強中の方まで参考になるよう、
担当メンターの大和田先生とその秘訣に迫ります。

Pythonやプログラミング言語に興味がある子供達へ


中村 啓史郎さん(中1_Pythonコース完了時)
小学5年生からPythonコースを開始。途中から週2回のレッスンを行い、2024年12月にPython全コース修了。
機械学習や画像処理など本格的なプログラミングを一通り学び、次はWebサイト制作コースへ。

Pythonを始めたきっかけは映画

――コードランドでPythonコースをやろうと思ったきっかけを教えてください。

映画の中でパソコンでプログラミングをしている場面がかっこいいと思っていました。
小学生の時からレゴのロボット教室に通っていて、「本格的なプログラミングの知識も学びたい」と伝えた所、
おすすめのスクールを当時いくつか紹介してもらいました。
コードランドのPython体験レッスンを受けた所、楽しく続けられそうだと思いました。

――Pythonをやってみてズバリどうでした?

最初の頃は難しかったんですが、毎週レッスンをやっていくうちに慣れました。
中級コースの「ババ抜きゲームを作ろう」辺りから、難しいより「楽しい」が勝ってきました。

――Pythonの初級コースは苦戦していたんですね。

Pythonという言語自体に慣れていないので難しかったです。
ロボットは組み立ての方が難しくて、プログラミング自体は簡単なんです。
一方でPythonはプログラムが結構難しく、作品が完成した後の達成感が大きいと思います。

中学校での驚き!プログラミング検定でPythonが大きな武器に

――プログラミングが実生活で役立っていますか?

自動販売機をみて「どういう仕組みで動いているんだろう」と考えたりするようになりました。

また、中学校で「プログラミング能力検定」を一斉に受ける機会がありました。
学校の授業でプログラミングはやっていないので、周りが苦戦する中、Pythonが相当役立ちました。

――検定に役立ってよかったです。ちなみに、今はどんな作品を作っていますか?

卒業制作プロジェクトの一環で「パスワードマネージャ」を制作中です。
サービス名やユーザー名を入力して、強固なパスワードを設定するシステムです。
安全面から大文字、数字、特殊文字を交えて8文字以上入力しないと登録に進めません。


入力したパスワードに応じてエラーがでます

――かなり本格的です!作ってみてどうでした?

最後の自主制作というだけあって難しかったです。
インポートしても「入っていません」と細かいエラーが出て、大和田先生がいなければ解決できなかったです。

――おうちでもプログラミングをしているんですか?

いいえ。英語のESSの部活に入っていたりと普段は時間が取れないので、
レッスンが終わった後だけプログラミングを続けるくらいです。
あとは、30分とか短い時間でもいいからテキストを見て、その日の内容を復習するようにしています。

――改めてPythonの全コースを終えて率直な感想を教えてください。

新しい知識が増えました。
Python上級の画像処理や機械学習コースは特に難しかったのですが、難しいほどできた時の達成感が大きかったです。

スクールのオンライン発表会が大きなターニングポイントに


メンターの大和田先生も参加してくれました

――ここからはメンターの大和田先生にお伺いします。中村さんはどんな生徒さんですか?

先生)「職人気質」といいますか物静かな努力家の印象があります。
基本的にあまり多くは語らないんですけど、与えられた課題を自分なりに頑張る姿勢が印象的です。

Pythonの上級コースになると大学でやるような統計学が出てきます。
中学生で結構理解できている時点で本当にとんでもない事です!

――自己解決力が高いんですね。次に中村さんが成長したところを教えてください。

先生)コードランドのスクールオンライン発表会を終えてから、自主性を感じます。

発表会では中村くんが自分から「計算機アプリを作りたい」と言ってくれました。
「こういう機能を実装したい」と計画して、自主的に取り組んでいました。

以前の授業は教えた通りに作る感じだったんですが、発表会を終えた頃から
「これを作りたい」「ここどうやるんですか?」と聞いてくれるようになったのが大きな成長です。

――スクールのオンライン発表会で変わったんですね。中村さんはいかがですか?

確かにコードランドのスクールオンライン発表会でオリジナル作品を作りきってから
自主的にどんどん進められるようになったと思います。


オンライン発表会での「計算機アプリ」

次はWebサイト制作に挑戦したい

――中村さん自身は、Pythonを始めて成長したと思う点はありますか?

今までは何かを始めても、難しいとすぐ辞めちゃうことがありました。
Pythonは最初の方も難しかったんですが、やりたいという意欲があったので飽きなかったんです。
「粘り強くあきらめずにできるようになった」と自分の中では成長を感じています。

――すごいですね。ちなみにコードランドに入ってよかった点を教えてください。

コードランドはマンツーマンなので、自分のペースでわからない所はゆっくり進めてもらえる点がいいと思います。
大和田先生は優しくて、わからないときはヒントをくれます。
教えてくれる時もちゃんと考える時間をくれるので、すごくいい先生だと思います。

――中村さんがこれから挑戦してみたいことはありますか?

Pythonコースの次は、Webサイト制作コースに進みます。
Pythonも忘れないように家で続けながら、今までの学びと両立して頑張りたいです。

――Pythonをこれから学びたいと思う子達へアドバイスをお願いします。

プログラミングでは「今何をしたくてこのコードを書いているか」を理解することが大事です。
よくわからないままコードを書いて「動いたからいいや」ではなくて、
「このコードにはこの目的がある」とか、自分で理解するのが重要だと思います。

――中村さんと大和田先生の2人のレッスンが目に浮かぶインタビューでした。
最後に親御さまからのメッセージをご紹介します。

興味や関心は、何にも勝る原動力だと考えています。
興味関心を抱いたことは、鮮度が良いうちにとにかくやらせてあげたいと思っています。

問いを立て、調べ、考え、トライアンドエラーを繰り返し、自分が望む答えが形になった時、
そこまでのアプローチは、大好きなプログラミングに限らず、人生を切り拓いていく上で必ず自身を助ける手段になるはずです。

子どもは大人が思うよりずっとたくましく優秀です。
その芽を摘まないよう、伸びたいだけ伸ばしてあげたい。

その”伸びたい”を提供し、伴走してくださるCodelandの先生方、スタッフの方々には日々大変感謝しております。
啓史郎が憧れ、敬意を払える先生方に恵まれ、ここまで走ってきました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

――ありがとうございました。改めてPython修了、おめでとうございます!

編集後記:中学1年生で培った「論理的思考」の価値
Pythonという世界標準の言語をマスターしたことで、将来の選択肢を大きく広がったと思います。
なにより「難しい壁を乗り越えて完成させた」という成功体験は、中村さんの代えがたい宝物になっていると嬉しいです。
コードランドではそんな子供たちの挑戦をこれからも全力でサポートします!

Pythonコース

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