こんにちは!プロキッズの岡部です。
今回は、Webサイト制作コースを受講中の高校生が開発した、実用レベルの「英会話レッスン予約システム」をご紹介します。
「Webサイト制作コースを学ぶと、実際に何が作れるようになるの?」
「Webサイトだけでなく、本格的なシステム開発もできるの?」
「プログラミング発表会やコンテストで賞をとるコツってあるの?」
そんな親御さんの疑問にお答えする、プロ顔負けの技術力が詰まった作品です。
担当メンターの榎本先生とお届けしてまいります。ぜひご覧ください!
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目次
Webサイト制作コースで身につく「システム開発力」
今回ご紹介するのは、中学1年生からWebサイト制作コースを始め、現在はPHPやPythonなど高度な言語を操る高校2年生、久保田馨(かおる)さんです。
久保田さんは、コードランドの生徒限定のプログラミング発表会「Codeland Challenge2024」にて、見事最優秀賞を受賞しました。
受賞の決め手となったのは、見た目のデザインだけでなく、裏側で複雑なデータ処理を行う「PHP」を使いこなした技術力です。
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<久保田 馨さん(インタビュー時、高2) >
中学1年生にWebサイト制作コースを開始し、現在はPythonコースも同時に受講中。
2023年のオンライン発表会では「国際食糧交流サイト」を制作し、優秀賞を受賞。
2023年の受賞者インタビューはこちら
ログイン機能付き!オンライン英会話予約サイト
――まずは最優秀賞おめでとうございます!昨年に続き、2年連続の受賞ですね。
今回PHPで制作した作品の概要を教えてください。
ありがとうございます!入会してから発表会は今のところ皆勤賞です(笑)。
今回僕が作ったのは「オンライン英会話の予約サイト」です。
このWebアプリでは会員登録・ログイン・レッスンの予約/編集までできます。
ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力し「Login」ボタンをクリックすると
データベースに保存されている会員のパスワードと一致した場合に予約サイトに遷移します。
予約サイトでは「日付・時間・教師」を選択し、レッスンを予約することができます。
今予約しているレッスンと、過去に予約したレッスンの情報が画面の下の方に表示されます。
ログインすると5秒後に自動で画面が切り替わるなど細かい工夫もあります
HTMLだけでは作れない「PHP」のすごさとは?
――Webサイト制作コースの上級で学ぶ「PHP」もふんだんに盛り込まれていますね。
HTMLやCSSは「画面の見た目」を作りますが、PHPを使うと「データベース」と連携ができます。
工夫した点は、データベースを活用した「独占禁止システム」を取り入れたことです。
一人の生徒が教師を独占しないよう、前後1時間は同じ教師を選択して予約することができません。
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PHPで条件分岐を行い、不正な予約をブロックする仕組みを実装
他にも、データベース部分ではセキュリティを考えて、パスワードをそのまま登録するのではなく
不規則な文字列に変換して登録するよう工夫しました。
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個人情報を守るため、パスワードは暗号化してデータベースに保存
開発背景から制作期間・コツを全部聞いてみた
――英会話予約システムを開発したきっかけを教えてください。
台湾のアメリカンスクールへ通っていた時に、全学年が無料で勉強できるサイトを教えてもらいました。
そのとき「日本には無料で使いやすい学習システムがあまりない」と感じたことがきっかけです。
日本の勉強サイトは有料だったりと「それなら自分で作ってしまえば良いのでは!」と考えました。
――制作にはどのくらい時間がかかりましたか?
だいたい2ヶ月くらいで、完全にレッスン内だけで進めました。
期末試験やレポートの提出があってあまり時間が取れなかったので、ChatGPTなども活用しました。
――レッスン時間だけですごいですね!2ヶ月で作るのは大変だったと思います。
データベースには「A・B・C」の3人のユーザーの予約情報がまとめて登録されています。
AさんのアカウントでログインしたのにBさんの予約が表示されてしまったりと、
サイト上に他のユーザーの予約履歴が表示されてしまうという問題を解決するのが大変でした。
――作品制作のコツを教えてください
企画のコツは、思いついたらパッとメモを取ることですかね。
身近なところで「こんなのあったら便利だな」というアイデアが作品づくりのヒントになっている気がします。
メンターから見る「自ら調べる力」の重要性
――次に、メンターの榎本先生にお聞きします。久保田さんの開発の様子はいかがでしたか?
先生)今回実装したセキュリティの技術は、実はまだテキストで習っていない内容でした。
「こういう機能が作りたい」という想いに対して、テキストの範囲を超えて自分で調べ、実装まで持っていけたのがすばらしいです。
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担当の榎本先生(右)。マンツーマンだからこそ高度な技術にも挑戦できます
――今回の作品を通して、久保田さんが成長した所を教えてください
先生)久保田くんは「まず調べてみる」という力が伸びていて、すごくいいことだなと思います。
テキストの内容も難しくなっていくと、わからない所でつまずいて手を止めてしまう子も多いからです。
プログラミング学習において、わからない時に「まず自分で調べてみる」という姿勢は非常に重要です。
大学入学共通テストの「情報I」でも、知識だけでなく問題解決能力が問われます。
久保田さんは、その力が着実に身についているので、次のステップは「新しい引き出しを作る」ことですね。
その引き出しをもとに、どんどん効率よく技術を伸ばしていくのがいいかなと思っています。
作品発表のコツはスライドや台本を先に準備する
――久保田さんのこれからやってみたいことを教えてください
僕は宇宙に興味があるので、JAXAなどが主催するプログラミングコンテスト「Kibo-RPC」や「U22プログラミング・コンテスト」にも挑戦しています。
そこで結果を出すためにも、プログラミングの技術を上げていけたらなと思っています。
――さいごに、これからプログラミングコンテストや発表会を目指す後輩へメッセージをお願いします。
僕はあまり発表で緊張しないんですけど、人前で話すのが慣れていない人が多いかなと思います。
コツとしてはアクシデントを考えると心配で緊張してしまうと思うので、先回りして準備すればいいと思います。
僕も他のコンテストにも作品を出そうと、発表のスライドや台本を事前に作成していました。
そのおかげで発表会ではスムーズに話すことができました。
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発表会のスライドではサイトの仕組みをわかりやすく紹介してくれました
――久保田さん、榎本先生インタビューありがとうございました!
編集後記:社会で通用するレベルの「システム開発」まで習得していた久保田さん。
Webサイト制作コースでPHPやデータベースを学ぶことは、論理的思考力や問題解決能力を高め、大学受験やその先のキャリアにおける強力な武器になると感じました。
「うちの子も、こんなサイトが作れるようになる?」
少しでも興味を持たれた方は、ぜひコードランドの体験レッスンにお越しください。