【生徒の声】オンライン発表会2024 最優秀賞「オンライン英会話予約サイト」(高2_PHPコース)

2025/03/10 お知らせ 記事

最優秀賞 久保田馨さん「Online Booking System for Online Lesson」

こんにちは!プロキッズの岡部です。
今回は生徒限定オンラインプログラミング発表会「Codeland Challenge2024」にて、最優秀賞を受賞した久保田馨さんのご紹介です。

実体験からヒントを得て「オンライン英会話予約サイト」を制作してくれました。
担当メンターの榎本先生とお届けしてまいります。


<久保田 馨さん(インタビュー時、高2) >
中学1年生にWebサイト制作コースを開始し、現在はPythonコースも同時に受講中。
2023年のオンライン発表会では「国際食糧交流サイト」を制作し、優秀賞を受賞。
2023年の受賞者インタビューはこちら

──まずは最優秀賞おめでとうございます!昨年に続き、2年連続の受賞ですね。

ありがとうございます!
入会してから発表会は今のところ皆勤賞です(笑)。
高校生になると少し恥ずかしさもありますが、最優秀賞を受賞できて嬉しいです。

──昨年に比べてプレゼンテーションが特に上達しているなと感じましたが、何か練習はしましたか?

他のコンテストにも作品を出そうと思い、スライドを事前に作成していました。
そのおかげで台本が頭に入っていたこともあり、発表会ではスムーズに話すことができました。


発表会ではサイトの仕組みをわかりやすく紹介してくれました

誰もが簡単にオンライン学習できる「英会話レッスン予約サイト」

──実際に受賞した作品の紹介をお願いします

今回僕が作ったのは「オンライン英会話の予約サイト」です。
このサイトでは主に、会員登録・ログイン・レッスンの予約/編集をすることができます。

ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力し「Login」ボタンをクリックすると
データベースに保存されている会員のパスワードと一致した場合に予約サイトに遷移します。

予約サイトでは「日付・時間・教師」を選択し、レッスンを予約することができます。
今予約しているレッスンと、過去に予約したレッスンの情報が画面の下の方に表示されます。


ログインすると5秒後に自動で画面が切り替わるなど細かい工夫もあります

工夫した点は、一人の生徒が教師を独占しないように「独占禁止システム」を取り入れたことです。
前後1時間は同じ教師を選択して予約することができないようになっています。


予約しようとすると画面上部に「同じ教師のレッスンを予約できません」と表示されます

他にも、データベース部分ではセキュリティを考えて、パスワードをそのまま登録するのではなく
不規則な文字列に変換して登録するよう工夫しました。


パスワードが見えないようランダムな文字に変換しています

──作品のアイディアはどうやって考えましたか?

2年半くらい台湾でアメリカンスクールに通っていて、全ての学年の人が無料で勉強できるサイトを教えてもらいました。

そのときに日本にはそのようなシステムがあまりないなと感じたことがきっかけです。
日本の勉強サイトは有料だったり、使い勝手がよくなかったので「それなら自分で作ってしまえば良いのでは!」と考えました。

──制作にはどのくらい時間がかかりましたか?

だいたい2ヶ月くらいで、完全にレッスン内だけで進めました。
期末試験やレポートの提出があってあまり時間が取れなかったので、ChatGPTなども活用しました。

──レッスン時間だけで仕上げられるのがすごいですね!特にこだわったところはありますか?

データベースには「A・B・C」の3人のユーザーの予約情報がまとめて登録されています。

AさんのアカウントでログインしたのにBさんの予約が表示されてしまったりと、
サイト上に他のユーザーの予約履歴が表示されてしまうという問題を解決するのが大変でした。

──作品制作のコツを教えてください

企画のコツは、思いついたらパッとメモを取ることですかね。
身近なところで「こんなのあったら便利だな」というアイデアが作品づくりのヒントになっている気がします。

わからないときにまず自分で調べてみる姿勢が大切

──次に、メンターの榎本先生にお聞きします。先生からみたこの作品のすごいところを教えてください。

先生)セキュリティの内容はまだ習っていなかったので、テキストの内容を超えたことを実装できたのが良かったと思います。
ChatGPTも使い方を間違えなければ、僕は使っていいと思っています。
アイディアを形にするために今の知識では足りないところを補う形にできたのがすごいと思います。

次のステップは、新しい引き出しを作ることですね。
その引き出しをもとに、どんどん効率よく技術を伸ばしていくのがいいかなと思っています。


メンターの榎本先生も参加してくれました

──昨年と比べて、久保田さんの成長したなと思うところを教えてください

先生)調べる能力がだんだんと身についているなと感じています。
テキストの内容も難しくなっていくなかで、わからないことにつまずいたときに手を止めてしまう子も多いです。
久保田くんは「まず調べてみる」という力が伸びていて、すごくいいことだなと思います。

作品発表のコツは心配しすぎず自然体で

──久保田さんのこれからやってみたいことを教えてください

U22やKibo-RPCといった他のコンテストにも参加しています。
そこで結果を出すためにも、プログラミングの技術を上げていけたらなと思っています。

──コンテストに挑戦する理由はありますか?

僕は宇宙に興味があるので、その繋がりで参加していますね。

──さいごに、発表が苦手な人に向けてメッセージをお願いします

僕はあまり発表で緊張しないんですけど、人前で話すのが慣れていないのかなと思います。

コツとしては何も考えないことが一番ですね。
アクシデントを考えると心配で緊張してしまうと思うので、先回りして準備すればいいと思いますね。
そうすれば言いたいことが伝わると思います。

──久保田さん、榎本先生インタビューありがとうございました!