プログラミングで一体何が身につくの?(前編)
プログラミングって何が学べるの?
プログラミングスクールが習い事として人気が上がっています。しかし、習うことで一体何が身につくのでしょうか?
子どもたちがプログラミングを学ぶのは、プログラミングスキルを上げるためだけではありません。
小学生から始めるプログラミングは、大人になってからも役立つスキルの土台作りと考えます。
大人になっても役立つスキル?
たとえば、学校や受験のテストでは答えが1つにしぼられていますよね。
正解が1つという価値観の中で、大人になった子どもたちは、社会にでてギャップを感じます。
なぜなら、正解がないからです。
たとえば、就職活動をあげても面接の正解なんてないですよね。
社会人になって仕事をしていてると、答えなんてわからないことがほとんどだからです。
正解がない中で、自分の力を発揮していかないといけません。
これから子ども達が出て行く社会は、技術の進化を始め、ますます複雑な社会に突入していきます。
日本を例にあげても、高齢率が現在世界トップで、これから超高齢社会にどんどん進むと言われています。
更にニュースなどでも、大企業が一生安泰とは言い切れなくなってきています。
そんな先が読めない時代に求められるのは、自分で考えていく力、解決していく力です。
つまり、自己解決力が鍵となります。
プログラミングは、自己解決力を身につけやすいツールの一つだと考えられます。
どうして自己解決力が身につくの?
プログラミングしていると、必ず「エラー」というのがつきまといます。
エラーがなぜ起きる原因は、パソコンはプログラミングをしている人が書いたこと以外は一切何もしないからです。
間違いがあったとしても、人間のように教えてくれたり、勝手に直すようなことは行わないのです。
そのような中で、エラーの解決方法は沢山あります。
他の方法でやってみたり、周囲の人に聞いたり、インターネットで検索して試したり…。
そのようなトライアンドエラーを繰り返しながら、解決をしていきます。
どこから解決方法を見つけることができるかは分かりません。
社会に出ても役立つスキル
自分で聞いて、調べて、考えて、挑戦する。
こうして、小さい頃に身につけた習慣は、大人になった時に「生き抜く力」に変わっていきます。
上手くいかなかったら他の方法でまた挑戦すれば良いのです。
簡単な気がしますが、自己解決力があるかどうかは、社会にでてからこそ大きく差がつく気がします。
プログラミングって奥深いんです。
次回は「プログラミングで身につくもの 後編」についてお話ししたいと思います。